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アクティビティページ 第9回 講演会・演奏会 更新しました。
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一柳先生への敬意と感謝を込めて、来る10月30日に「一柳慧追悼コンサート」を開催いたします。
本演奏会は、当協会創立時より一柳先生と志を共にしてこられた、セッポ・キマネン、新井淑子両氏の先生への深い敬慕と多大なるご尽力により、
実現の運びとなりました。
おふたりのご考案により、先生ご自身と当協会の歩みに思いを寄せたプログラムとなっております。
是非会員の皆様と一緒に”CosmicHarmony”の空間を共有いたしたく、ご案内申し上げます。ご来場を心よりお待ちしています。

日本・フィンランド新音楽協会事務局
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『 Cosmic Harmony - Hommage à Toshi Ichiyanagi』一柳慧追悼 コンサート』



日程:2023年10月30日(月)19:00
会場:トーキョーコンサーツ・ラボ

●プログラム
■一柳慧(1933-2022):《独奏チェロのための「プレリュード」》(2012)
ToshiIchiyanagi:Preludeforcello
チェロ:堤剛

■エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):《ピアノソナタ第2番「火の説法」》(1970)
EinojuhaniRautavaara:PianoSonataNo.2”TheFireSermon”Op.64
ピアノ:福士恭子

■一柳慧:《デュオ》三味線とヴィオラのための (2018)
ToshiIchiyanagi:”Duo”forshamisenandviola
三味線:本條秀慈郎ヴィオラ:甲斐史子

■池辺晋一郎(1943-):《ストラータVIII》ヴァイオリンとチェロのために (2010)
ShinichiroIkebe:“STRATA”VIIIforviolinandcello
印田千裕、印田陽介

■ユハ・T・コスキネン(1972-):《柳宿》ピアノのための (2023 世界初演)
JuhaT.Koskinen:“Nurikoboshi”forPiano(WorldPremier)
ピアノ:小川至

■野平一郎(1953-):《Si-Mi》クラリネットとピアノのための (2016)
IchiroNodaira:“Si-Mi”pourclarinetteetpiano
クラリネット:野田祐介ピアノ:藤原亜美

■一柳慧:《ピアノメディア》(1972)
ToshiIchiyanagi:“PianoMedia”
ピアノ:飯野明日香

■一柳慧:《コズミック・ハーモニー》チェロとピアノのための (1995)
ToshiIchiyanagi:“CosmicHarmony”forcelloandpianoチェロ:堤剛ピアノ:飯野明日香

フライヤー表

フライヤー裏







Japan Finland Contemporary Music Society
日本・フィンランド新音楽協会 について


日本・フィンランド新音楽協会は、2010年8月、作曲家一柳慧氏、当時のフィンランド大使館文化担当参事官、チェロ奏者セッポ・キマネン氏を中心に、日本とフィンランドにて現在活躍する作曲家、音楽家の交流を図り、作品を発表する場を設け、様々な視点から考察していくことを目的として創立されました。

一柳慧

セッポ・キマネン

一柳慧
1933年神戸生まれ。作曲家、ピアニスト。10代に2度、毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)作曲部門1位となり注目を集める。1954年19歳で渡米、ニューヨークのジュリアード音楽院に学ぶ。その後もジョン・ケージらと実験的音楽活動を展開する。61年帰国し、偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品を発表、作曲、演奏の両方で意欲的に活動。自作ならびに欧米の新しい音楽の紹介と演奏は、さまざまな分野に強い刺激を与えた。60年代から現在に至るまで、常に日本音楽界の中心として活動を続けている。作品は、オペラ、交響曲、協奏曲、室内楽作品のほか、コンピュータ音楽、雅楽や声明を中心とした伝統音楽など多岐にわたる。文化功労者(2008年)。現在、神奈川芸術文化財団芸術総監督、トーキョーワンダーサイト・ミュージックプログラム・スーパーバイザー。

セッポ・キマネン  Seppo Kimanen
1949年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。シベリウス・アカデミー、プラハ音楽院、パリ音楽院にて研鑽を積む。1971年以降、トゥルク・コンセルバトリーにてチェロ講師として勤務、1974年~1977年フィンランド放送交響楽団主席チェリスト、1975年~1991年シベリウス・アカデミーにてチェロと室内楽の教鞭をとる。
1980年、シベリウス弦楽四重奏団を結成し、まもなく北欧において重要な位置を占めるようになる。30年間に渡る演奏活動の中で、数多くの曲を初演し、現代音楽と古典、ロマン派音楽との融合を図ってきた。ヨーロッパ諸国、アメリカ合衆国、日本、韓国、チリ、オーストラリア、インド、タイでの演奏活動を行う。 フィンランディア レコード社、オンディーヌ社などからCDをリリース。
1970年、妻のヴァイオリニスト新井淑子氏と共に、クフモ室内楽音楽祭を創設、2005年まで音楽監督を勤める。フィンランドでは講師、作家、ラジオ、テレビ番組の音楽ディレクターとしても活躍。
1986年にプロ・フィンランディア・メダルを受賞、1988年音楽部門賞、1999年名誉教授の称号、2000年フィンランド国よりState artist professorshipを授与。
ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、ショスタコヴィッチコンクール、ARDコンクールなど数々の国際コンクールの審査員を勤める。ドイツ政府から殊勲十字章、フランス政府から国家功労賞を授与。
2005年~2007年、ロンドン、フィンランド・センター所長、2010年からカウニアイネン音楽祭の音楽監督、2007年~2010年、駐日フィンランド大使館文化参事官に就任。
3人の子供と6人の孫がいる。趣味は読書、テニス、ゴルフ。

活動内容
1. 日本・フィンランドにて年数回の演奏会
2. 日本・フィンランドの音楽関連資料の交換、収集、発表
3. 講演会、公開講座、シンポジウムの開催
4. 協会会員との懇親会
5. 会報の定期発行

日本、フィンランドにて現在活躍する作曲家の様々な楽曲が、これまでも両国で高い評価を受けていますが、更に広範囲にご紹介していきたく、本協会では会員を募集しております。
会員の皆様には定期発行の会報をお届けいたします。また本会主催の演奏会、講演会、公開講座、シンポジウム、作曲家・音楽家を交えた懇親会等へご招待、または優待制度がございます。更に会員の方々に演奏の場を提供することによって、現代の作品に触れる機会を拡げ、理解を深めることを目的としています。  
ご入会を希望される方は当会事務局宛に、別紙の申込用紙に必要事項をご記入の上、封書にてお送り下さい。またEメールでのお申し込みも受け付けております。 ご登録後に折り返し年会費の振り込み用紙をお送りいたします。詳しくはこちらをご覧ください。

会報 (PDFファイル)
Vol.1 Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4

日本・フィンランド新音楽協会シンボルマーク・天使について
天使
このシンボルマークは一柳慧と粟津潔(故人)の友情がもたらしたものです。
1986年・粟津潔により描かれた「エンジェルシリーズ」からの1点です。
「少年は創造の彼方をめざし、新たな音を結び我らにもたらす」 粟津は、こんな言葉を添えるかもしれません。
日本とフィンランドの創造者たちと共に少年エンジェルは永遠に飛び続け ることでしょう。



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